今回は弊社内のホットな話題についてお話ししたいと思います。それは「惚れる」と「羨ましい」の違いについてです。勿論この場合の「惚れる」とは恋愛的な面ではなく、人としての魅力と言う観点からの「惚れる」です。そして「羨ましい」についても所有物に対しての憧れや欲求ではありません。

1)定義

まずここでの定義をお話しする必要があります。

「惚れる」
ここでの「惚れる」は人間として同僚として一緒に多くの時間を費やすという意味、つまり働く環境上における「惚れる」と言う事を表しています。よって、この際の「惚れる」は対象者の人間性や仕事に対しての姿勢がメインポイントになります。

「羨ましさ」
では「羨ましさ」は如何でしょうか?羨ましいとは自分は持っていないが、他人が持っていてその素質を自分も習得したいと思う事です。ただ「羨ましい」の中には嫉妬などから来る相手の持っている素質やバックグランドへの憧れや妬みもマイナス的要因で含まれてしまいます。

2)社内のチーム作り

では、これを社内のチーム作りに当てはめてお話ししたいと思いますが、ここで最初に申し上げておく事は弊社は少人数制のフラットな環境を強調し個々の専門性を重視しているという事です。少数でフラットな環境だからこそ、全員の考えが似ていて同じゴールに向かって突き進める結束力が必要だと私は自負しています。私にとって会社とは働く場で企業の利益追求の場である事は当たり前だと思っていますが、そのゴール達成の為には、それを可能にする「人々(チームメート)」の貢献が必須です。

社員だから、給料を貰っているのだから当たり前と仰る読者もいると思います。しかし現実はそう甘くなく、会社の理念や価値観を信じシェアする以前に、それらがなんであるか知っている社員を見つけるのも難しいのが現状だと思っています。やはりそれは会社が大きくなり、会社が「機関」になってしまい、企業の歩みやトップの考えという「ソフト」や「生き様」が通達されず浸透していない事が大きな原因だと思っています。

もちろん企業の中には朝礼や全体集会などを実施している所も多くあります。ただその様な所ではトップとの距離があり過ぎたり、トップ自体雇われリーダーで創業者やその一族の信念を理解していない、若しくは忘れられている場合が多いのでないかと疑問視してしまいます。これは弊社の中でも今後事業が拡大し必要に迫られた増員の際には考えなくてはいけない課題だと思っています。私は各自が会社と精神的な繋がりを持てなくなった時点で、社員の会社に対しての忠誠(忠義)は失われ、仕事とは自分の日々の生活を可能にするツールでしかなくなると思っています。よって、転職希望者が現れる。

だからこそ、この少人数制の状況で考えを浸透させ、会社の価値観と目的を共感し、仕事が日々の生活の伝手を得るだけのものではなく、個々が生きる(成長する)上でひとつの目的になるべく社会向上への貢献に反映出来れば、企業の存在価値と個々の属性が増し、企業の存在は強くなるものだと考えています。

3)立場の違い

だいぶ逸れてしまいましたが、本題に戻り、惚れることと羨ましさについてお話しを続けたいと思います。

上でも申し上げた通り、企業と社員を一体化させ会社をただの場所にしない為にも、企業に「惚れ」て貰えるようになる事は大事です。そして、それ以上に社員同士でお互いの仕事ぶりや人間性に惚れる事は、お互いへの尊敬と相乗効果を生み、各自の生産性を向上させると思っています。同時にこのような共感から社員の企業としての目的への理解が増し、想いを強くし、企業との一体感を向上する事になると考えます。

そしてここで最も重要な点が、「惚れる」と言うのは、お互いの立ち位置が平等な立場で起こる事ですが、「羨ましさ」が蔓延する環境の場合には各々が平等ではないと言う事です。平等である事で、オープンな会話が可能になり、建設的な話し合いが可能になります。また、アイディアの流れも自由になり、会社内での創造性が増す事につながります。しかし、羨ましさがメインな関係では、力関係が発生し、社員の間での情報の流れも一方的になってしまいます。これではオープンで健全な人間関係は生み出されなくなります。それは自由なアイディア提案の流れを制限する事にもつながり、企業としての創造性も失われてしまうと考えています。ですからお互いが惚れ合えるほど魅力があるチームメートである事は、企業促進と成長にも多大な貢献をもたらす事になると思っています。「羨ましがる」環境は平等でない為、信頼を築くのも難しくなり、安心も容易ではありません。

もちろん、自分が保持していない質を向上項目として捉えれば、羨ましがる事にはプラス思考が働き企業向上にも一役買ってくれます。しかし、人のバックグランドや教育レベルなどに対しての妬みや羨ましさは概ね良い方向には動きません。これらは情報やアイディアを独り占めする傾向に繋がり、部署内も閉鎖的になり、協力的な環境の構築は困難になってしまいます。

4)まとめ

各社員レベルでの「惚れ」や「羨ましさ」は企業の観点から見ると個人の問題と片付けられてしまう事が殆どかもしれませんが、弊社の様な子会社では「惚れ」と「羨ましむ」事は企業の将来的成長に大きな影響をもたらすと思っています。ですから、弊社ではいかにして社員同士が「惚れ合う」環境を構築し、オープンな環境と人事サポートを備え付け、各自の専門性を最大限引き出す事でマイナス的な「羨ましさ」を取り除く事に努力しています。

弊社では個人のプラス要因と思考も会社レベルでの成長に影響すると考えている為、今後も個々の成長とサポートには注意を払って健全な環境を作っていきたいと思っています。

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