今回のリズボン行きの旅行で得たものはなんだったのか?まだ帰ってきてから時間もたっていませんが、それを考えてみました。この気づきには無性に歩き続けた5日間や現地の人との関わり、見たもの、体感した事ごとが全て凝縮され融合された結果だと思っています。僕の中では魂が振るわされて、全ての無駄が剥ぎ落とされ、今まで太く緩やかにあたっていた光が、細く濃度を上げてピンポイントに照られている感覚です。必要なこと、不必要なことが明確になり、人生が更にシンプルに極められた感じです。
じゃあなにが極まったのか?きっと「なに」という部分的なものではなく、「全て」の自分の在り方というものに於いて余計なものが削ぎ落とされた様に感じています。体重はさほど変わっていなくとも(笑)、魂という自分のインナーな面が軽くなり、それこそ自分の中でふわふわと浮いているのがわかる気がしています。そして関わりたい事、関わりたくない事への興味が明確になったと同時に、人間関係でも興味ある関わり続けたい人々と、それ以外の人々が明確に分かれました。しかし、これは金銭的な「利益をもたらす関係」がベースにあるのではなく、魂レベルで満ち溢れる感性を持ちお互いを幸せに導いてくれる人間関係の話です。
この様な「魂」などの話は人それぞれで受け取り方や感じ方も異なります。そしてそれを疑問視する方もいらっしゃれば、素直に受け入れる方もいらっしゃると思います。僕の中ではどちらも間違っている事はなく、各自の受け取り方なんだと思っています。
じゃあこの新たな感覚が、この先どの様に僕の人生や仕事に影響してくるのか?それは正直僕でも未知の世界ですし、憶測を元に話すことでも無いと思っています。しかし、この先の僕の人生では今まで以上に自分の感性や感じる心地よさを大切にして、物事を遂行させていけると実感しています。例えば、プロジェクトのデザインや再開発物件の選択においても、紙の上で試算する金銭的利益ではなく、感性が喜ぶものを作っていく事だと思います。それらは最終的には購入者や地域にも喜び受け入れられ、試算上では計り知れない成功をもたらすと思っています。
704 Alexanderプロジェクト。
ビジネスの世界だと利益に集中するばかりに、関わる人たちやその人達の価値観を除外視している事も多いと感じています。今までも間接的に書いてきましたが、ビジネスとは金銭的利益の追求ではなく、生きる意義や目的で纏められており、利益は社会向上と幸せ感アップが結果としてもたらす事なんだと思っています。一攫千金を狙い短期間で大金持ちになる人もいます。しかし、大義名分がないとそれらには長期繁栄要素はなく、途絶えてしまいます。
1270 Francesプロジェクト。
また、ビジネスは人の関わりなくしてはなにも達成する事が出来ません。だからこそ、自分の感性や価値観が一致する人たちと関わる事はプロジェクトの方向性や内容に安定感をもたらし、心から信じ合える仲間と仕事をする事は人間性という不安定要素を排除してくれます。ビジネスには人間要素は関係ないと思われがちですが、僕の中ではこれこそが各プロジェクトを成功に導き、長期繁栄を可能にしてくれる重大要素だと確信しています。この人間の繋がりこそが、著しい成功を実現にさせ将来の新たな可能性のドアを開けてくれると思っています。
KM Pacificグループ代表取締役社長
枡田 耕治
YouTube: KM Pacificオフィシャル
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