1)生きている意味・生かされている意味
50歳を過ぎたせいなのか、生きている意味・生かされている意味を紐解きたい気持ちが強くなってきました。商業物件・住宅物件への投資事業を進めていく中で、自分がどんな社会貢献をしていくべきなのかを以前にも増して考えるようになり、その前に、生きている意味、生かされている意味の紐解きが必要なのではないかと、その思いがどんどん強くなって来たのです。
北米での生活も40年を迎えました。早い時期から海外に出て、慣れない社会で自分のアイデンティティーを明確にする事を求められ揉まれて生きてきた40年間。その結果このブログの読書の皆さんにも「今日があるのが当たり前」と生きるのではなく、「自分の存在には意味がある」と考えてみて頂きたいと心底思っています。読者のみなさんはそのことについて考えてみたことがあるでしょうか。
2)今の僕が感じているこれからの生きる意味
僕は今までにも色々と宗教的あるいは哲学的とも取れるようなブログを書いてきました。一人でも多くの方に「自分が存在する意味や意義」を汲み取ってもらえたらと問いかけをしてきた中で、僕の存在価値は、皆さんにここバンクーバーから「世界の今の流れ」「世界のこれからの流れ」についてわかりやすく説明する事にあると思っています。僕の考えは少々独断的かもしれません。でも、僕の考えに共感し、共通の価値観を持ってくれる人たちと出会い、今後の道を切磋琢磨しながら、これからの生きる意味を一緒に探して行けたらと思っています。僕の様な人間の考え方も面白いと思う方は、ぜひいつでもご連絡頂きたいと思っています。
ではこの様な人間が「今」感じている事はなにか?
3)エゴが強くなり過ぎた現世代がもたらしたもの
批判を覚悟で言いますが、現世代の人間はエゴが強くなり心が狭くなり過ぎていると同時に、自分の器の先が見えていないし、自分の守備範囲以外に興味がないのではと感じています。たとえば、通り魔のような痛ましい事件や、痴漢や盗撮などが目の前で起きたとしても、それを見て止めた人は何人いるのでしょうか?それがごく一部の「特殊な人格の特殊な行為」であるとまとめられる社会にしてしまったのは誰の責任なのでしょうか?誤解を怖れずに言えば、それは全員の責任だと思います。見過ごす人間が大多数だからこそ現実化してしまったと思うのです。もっと身近な視点で言えば「ホームレス」。その人の事を守りホームレス化を防げなかった事は、社会や自治体だけの責任ではありません。
4)“地球人”化していくアイデンティティー
日本人の多くは「生きる事は権利。生きる事は当たり前」と考えているでしょう。でも世界は、生き延びてこそやっと生きる資格を得るというのが主流の考え方です。その考え方に照らすと、日本人の多くの考え方は「平和ボケ」と言われても仕方がありません。中国が国際海域にゴミの島を作って国土拡張を訴え、それを報道しない、知らない(影響が分からない)あろうことか、疑問も持たずに受け入れている人もいると言います。そんな日本人がこの先の世界で生き延びる事は困難ではないでしょうか。国境を越え「地球人化」が進む世界ではこの様な日本的は考えや生き方はもはや存在しなくなるでしょう。結局は「生き残れる者だけが生き残る」というのが世界の流れです。では地球人としてどう働き、どう生き延びるのか。
5)日本人から地球人へシフトする“ライジングサン”
このブログの中だけでも日本人の「甘さ」をいくつか指摘しました。もちろん、世界が真似するべき日本の良き点は数多くあります。僕は日本を愛しています。だからこそ、日本の存続を強く求め、再度のライジングサンを望んでいます。
これを読むと「右翼的」と思う方も多いと思います。でも、明確なアイデンティティーを求められ、自分の生き方を全うする事で仲間を作る西洋社会では、それが当たり前になります。そして、西洋社会の中でも「大衆社会」と「リードする者の社会」は存在し、その違いは明確で混じり合いません。面白い事に「リードする者の社会」は万国共通。考え方は国を超えて共通しています。この「リードする者」の層に次の世代を担う日本人若人を育て上げる事が、地球人化していく中での「日本」という要素の維持方法だと僕は思っています。
6)地球人化するアイデンティティーに不可欠な基本要素
西洋社会の中の「大衆社会」に於いて、残念ながら日本や日本人は影響力を持っていません。その理由は、語学的にも英語が出来ない、人種的にも人口的にも経済や政治の中心を行く白人ではないからです。よって、まずは伝達するツールである「英語」の習得と、世界に出て島国以外の人たちの視点や論点を理解、体験することが必須だと考えています。日本人である事を忘れることなく、地球人として世界を理解し、自分の視点を言語化し、発信していく。この能力が発達して自分のものになって初めて、世界に地球人としての日本や日本人が認められる未来がやってくると僕は信じています。
KM Pacificグループ代表取締役社長
枡田 耕治
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