私事になりますが、2024年の春に長女が社会人に仲間入りしました。ゆとり世代である彼女の年代の方々にとって、新型コロナウイルスの影響もあり、社会との関係を築くことや友達との関係を構築するにあたって、大変な思いをした方も多いのではないでしょうか。また、そのような中、自分自身を見つめなおすことに対し苦労を経験した方もいらっしゃると思います。今回のブログは、そんな将来のリーダーたちへの応援としてまとめてみました。少しでも皆さんのガイディングライト(道しるべ)となれば幸いです。

【人間はEQでありNot IQ】

学生である間はIQ(Intelligent Quotient)がより重視されると思いますが、社会人(さらには、人生を全うする上)では心の知能指数(Emotional Quotient)が特に重要になります。これは自分の感情だけでなく、人と共感できる力、人を理解できる力と言っても良いと思います。理解し合う事で、人間関係で生まれるストレスが解消され、最終的には魅力のある共感できる人間に成長するとともに、良好な人間関係を築けるようになると思っています。

また、知識ベースのIQだけでは応用性に欠け、「箱の外」から見る創造的な仕事や同僚との共同作業が上手くいかず、1は1のままに終わってしまいます。心の知能指数を発揮する事で、チームワークや共同作業がより良い方向へと進み1+1が5にも10にも変化します。これはリーダー格の人に対しても同じことが言えます。今までのようなトップダウン的な人間性が低いリーダーでは、生産性という観点からは却って障害となり、淘汰されるでしょう。

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【雑学から世界が見える大切さ】

若い時こそ多くの雑学を積極的に身につけるべきです。雑学は仕事をする上では直接的には関連しないかもしれません。しかし、雑学を身につける事で、他の分野にも関心が向き、自分の知らなかった世界が広がります。そして、それは物理的な世界で自分の視野を広げる事にもつながります。自分の視野が広がる事で理解が深まり興味が増し、自分のものとは異なる社会の構造や価値観に対する尊重が生まれます。自分が慣れている周り以外の環境を受け入れる事で、異文化や異業種とのつながりが増えてきます。これこそが雑学の偉大さであり、価値です。

この雑学の習得を通して世界への理解が広がり、自分の「軸(自分のアイデンティティーや、なんで、どうやって生きているのか、等)」を見つける事ができ、「人生における大きな疑問」について自分なりの答えが出せるようになります。そしてここに心の知能指数をはめ込む事で、体験からくる知識や知恵に加えて人間関係への理解を深めることができ、活躍する舞台が地球全体に広がっていく訳です。そのため、雑学は決して無駄などではなく、自分の興味本位な心を強化させて世界と繋げるサポートをしてくれます。

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【仕事ではプロになること】

リブラルアーツ専攻であれば、一般教養の重要性や価値が自然と認識されていくと思いますが、仕事では専門性を磨き、プロフェッショナルになる事は必須だと思います。一般教養で得た多才な知識を知恵に変え、自分のリソースとして保持しておく事で、様々な理解がさらに深まります。でも、それだけでは自分の「役割」は明確にはならず、社会への貢献も最大化されません。豊富な一般教養を専門分野に用いる事で、自分の分野において新規アイディアと創造する領域が与えられます。逆に言えば、専門性だけではマンネリ化し、社会に対して遅れをとる事になります。よって、プロになるという事は、常に学習し続け、専門性の最先端を進み続けるという事です。専門性を備えていなければ、最終的な判断力に欠け、常に受け身になってしまい、能動的に動ける人材にはなれません。結果、自分の視野は定着してしまい、世界は広がりません。

自分自身で考える力を持ち、想いを行動に移すためにも、専門性を持ち判断するスキルを習得しなければいけません。そしてその為にも(また、知識を知恵に変える為にも)、常に自分の足で行動し、学び続ける事はとても重要です。

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