先々週からバンクーバーの将来図について、私の見解を書いていますが、今週は3)先端教育重視、4)環境重視についてお話ししたいと思います。

3)先端教育重視

現在もすでに公立小学校ではコンピューター・プログラミングのコーディングを授業の一環として取り入れると市が発表しています。長期にかけて自分たちの市民に投資をし、すでに迫っているプログラマーのボトルネックに対応し、この分野を伸ばしていこうという目論見が伺えます。その上、バンクーバーでは医療研究などにも力を入れている事は先週にもお話ししましたが、現在各現地大学でも特化した学部や専攻が進んでいます。全ては、「地産地消」とでも言うような人材のセルフ・サステイナビリティー(独自の持続)及び、海外からの人材マグネットになる環境を生み出しています。そして特に海外からの留学生については、語学や資金面での入学ハードルが高いと同時に意欲のある学生の募集が可能なため、生徒の質は高く、優れた人材確保に取組む事が可能になっています。そして、現地大学・専門学校卒業生には、卒業後数年の就職ビザを自動的に発行する事で(卒業する学校のレベルによってビザの期間は異なる)、国として地元地域への貢献を促すと同時に、「有識」人口の流出を防いでいます。よって、カナダやバンクーバー地区でも、今までの様な自然資源に頼っていた経済システムは降下傾向にあり、現在は人間を重要視した知的産業へ移行しています。また、下記の環境を重視した生活環境を提供する事で、ガードにガードを固めた人口確保政策を遂行しています。

日本からの若者もバンクーバーにワーホリで来ていますが、多くが店舗や日本レストランで働いている感じがします。専門職でスキルをお持ちの場合には、これに限りませんが、出来ればこちらでのチャンスを最大にする為に、日本で少しコーディングを勉強してくるとか、アニメーションの勉強などを行う事で、こちらでの短期就職のチャンスもあがると思います。

4)環境重視

バンクーバーは現在、2020年までに世界で最も環境と住民に優しい街になるという政策をたてています。この政策には空気汚染軽減から地産地消を目的とするフードサプライ、飲料水の水質向上、環境的な企業数の増加などを含めており、トータル的に環境と住民に優しい街作りを目指しています。2016年時点では全ての面で数値は改善しており、同年には「Arcadis Sustainable Cities Index」という、最も(環境的に)優しい北米の街として賞を受け取っています。

仕事面でも、2020年までに環境に優遇的な職を2010年より2倍に増やすとしており、合計で34,000職(BC州南西部全職の2.2%)まで増やす予定です。(注:複数の仕事をしている人も含まれているので、職数が人口を超えており、地域的にも広域バンクーバーやビクトリア等も含まれています) ポイントは、バンクーバー市は時間と労力を投資して、この街を次世代都市に変えようとしていると言う事だと思います。その上で、現地大学や専門学校と協力した環境専門学の先端教育などにも現在力を入れています。

不動産業界でも、2020年以降に竣工建造物は、カーボン・ニュートラル(二酸化炭素非排出ビル)にする必要があります。この日本語の訳は紛らわしいのですが、結局は総合的に二酸化炭素を発散しないことが条件になります。よって、二酸化炭素を排出しても、それをオフセット出来る緑地やその他の節制方法(ビル内の排出熱の再利用)が導入されることで、「ニュートラル」ポジションは達成可能になります。脱線しますが、この政策導入により、すでに新規関連産業も生まれて来ています。よって、今はまだ未成熟な建設業界においての環境対策事業も、ますますこれから発展すると思われます。

3週間に続けてお話しした、バンクーバーの将来的展望ですが、如何でしょうか?私にとって、バンクーバーの将来は次の4点だと思います:1)タックスへーブンの次の選択肢(静かな金融メッカ)、2)ITや医学研究都市、3)先端教育、4)環境。同じベクトルで考えた場合、日本の将来的展望っていうのは何があるのか、考えさせられますし、個々考える必要があると思います。日本にはもちろん色々良いところもあり、またリスクとして避けられない点も存在していると思っています。その辺を今後お話ししていきたいと思います。

そろそろ外では、春の兆しが見えて来ていると思います。そんな新しい命の芽生えの様にみなさんにも新しい物の考え方や見方でお仕事が捗ります様に。

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