前回はなぜこのブログを書き始めようとしたかのきっかけについてお話しさせて頂きました。ちょっと長くなってしまったので、二部に分け、今回は会社の考えについて書かせて頂きます。

1)社訓

弊社についてですが、トップがこの様な考えを持っているので、弊社の社訓とでも言いましょうか(また枡田の家訓としても)。。。は、「ノブレス・オブリージュ(Noblesse Oblige)」です。Wikipediaでの意味は「「高貴さは(義務を)強制する」を意味し、一般的に財産、権力、社会的地位の保持には責任が伴うことを指す。 」との事です。もちろん、我々は高貴でもなければ、元財閥の流れでもありません。枡田は奈良県のすごく田舎で、今では羨ましがられるほどの自然がいっぱいある山奥がベースです。そこでは今でも本家の方々が「家」を大事に守ってくれています。

じゃあ、このノブレス・オブリージュとは何か?私は現在3世代目まで枡田が存続出来ているのは、それを支援して来て下さった関係者のお陰だと思っています。我々は「社員を始め、関係者の皆様、そしてそのご家族の方々までへの御恩を忘れる事なく、全員の生活と精神的安定提供が義務」であり、我々のノブレス・オブリージュだと思っています。また、もう一つに、我々はリーダーとして、先頭に立ち行動をもってリードするのが任務だと考えています。自分がしたくもない事を、危険に思う事を、どうやって感謝をして尊敬の意を表するべき人たちにさせれるか?そんな矛盾した話はないと思います。

2)アイデンティティーと長期的視線

私は個人的にはローマ帝国一夜にしてならず。しかし、上り一日下り一時という言葉があるように、常に長期的視野を持ち、自らに「正しさ」を問い続けながら、仕事をしています。そして、海外にいると、黒髪をした日本人としての自分たちの行動は否が応でも目立ちます。市場の中での行動は日本を代表した行動になり、「日本人の典型的行動」と訳される事になります。事実、弊社のプロジェクトが現地新聞に掲載された時にも、会社はBC州登録の現地企業であっても、「日本投資家企業」のプロジェクトと掲載されました。

枡田は1970年代初めに二代目が英語が分からない中、ロサンジェルスやサンフランシスコに事業進出をしてくれました。そのおかげで今日の我々が存在しています。そして、その中で学んだ事は、後から海外へ出てくる人たちの道しるべとなり、開拓者の一人として後輩たちの世界進出がスムーズなものになるよう、市場でのイメージを良くしておくと言う事でした。こんな考えはもうすでに白亜紀に相当するような古い考えかもしれません。でもこの様な「共存」と「お互いを思い合う」気持ちこそ良き日本人の考えで、世界に出していくものではないかと思います。

またまた、脱線してしまいました。。。が、今回第一・二話のブログでは、KM Pacific Investment社代表の枡田の事を知って頂きたいと思いました。そして、今後のブログにて、弊社の投資についてのアイディアや戦略、そして弊社が取り扱っているプロジェクトなどを用いて具体的な不動産投資の話をしていきたいと思っています。その一環として、当初に記載した家業の承継などのトピックにも触れていきたいと思っています。

どうかこれから宜しくお付き合い下さい。皆様からのご意見やご連絡を常に心からお待ちしています。

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