2022年11月3日(木)にCBRE(世界最大の事業用不動産サービス会社)によるバンクーバー不動産市場予測朝食会が開催され、弊社代表の枡田とインターンの松山が参加いたしました。

今回はその朝食会の様子を、インターンの松山からご紹介させていただきます。

1)CBRE朝食会概要

イベント名:CBRE Vancouver Market Outlook
イベント日時:11月3日(木)午前7:30-9:30
実施会場:Vancouver Convention Center
登壇者:Jason Kiselbach氏(CBREマネージングディレクター)、Paul Morassutti氏(CBRE副会長)、Benjamin Tai氏(エコノミスト)
内容:2023年カナダ・バンクーバーの商業用不動市場の展望について

当日は、早朝の開催にも関わらず300名以上の不動産のプロフェッショナルが参加。演会前に開催された朝食会では、参加者がコーヒーを片手にネットワークを広げるべく、会場を忙しく歩き回る姿が印象的でした。

講演会ではCBREの副会長であるPaul Morassutti氏、そしてカナダでもトップクラスのエコノミストでもあるBenjamin Tai氏らが登壇し、今後のバンクーバーの不動産マーケットの展望についての発表と議論がなされました。

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2)カナダ・バンクーバー不動産市場予測の講演内容

バンクーバーの不動産市場は2023年においても、堅調かつ安定的な成長が見込まれています。中央金利政策は横ばいで4%の見込みながら、オフィス物件では空室率は7.1% (北米都市で最低)を記録。特にパンデミック収束後から、ダウンタウンのAAAクラス物件への需要回復が見られ、今後は、オフィス内での人々の交流によりイノベーションを促せるようなデザイン性の高い空間への需要がさらに高まるであろうとの見解が述べられていました。

インダストリアル物件では極端な供給不足が原因となり、記録的な開発件数にも関わらず、空室率は過去最低の0.5%。メトロバンクーバー全体の平均賃料は、1平方フィート当たり20.67ドルとなり、2022年第2四半期から1.74ドルの上昇となりました。

登壇者のBenjamin Tai氏が “Vancouver Will Never Be Cheap!”(バンクーバーが安くなることはあり得ない!)と話すように、賃料も価格も記録を更新中です。今後も継続した人口流入に加えて、製造業や流通業の需要が下支えとなり、インダストリアル物件は更なる価格上昇が見込まれています。

3)CBRE朝食会を終えて

大学生ながら、枡田さんのご厚意で不動産業界で活躍するプロフェッショナル向けの朝食会に参加をさせていただきました。

社会人が早朝から講演会に参加し、登壇者の話に耳を傾け熱心にメモを取る姿を見て、日々勉強を積み重ねプロフェッショナルとして自らのスキルを磨く重要さを学びました。

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Matsuyama