枡田 耕治「家業を継げなかった三代目、継がなかった三代目」特設サイト
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家業を継げなかった三代目、
継がなかった三代目

枡田 耕治

KM Pacific, Masuda Family Advisory

家業を継げなかった三代目
継がなかった三代目

枡田 耕治

全ての同族会社の成功と繁栄を願って。

全ての同族会社の
成功と繁栄を願って。

こんな悩みを抱える家業経営者へ

こんな悩みを抱える
家業経営者へ

後継者はまだ経験不足で、正しい判断ができない。

後継者はまだ経験不足で、
正しい判断ができない。

事業継承について、相談したことなどない。

事業継承について、
相談したことなどない。

これまで、好きなことをすればいいと育ててきた。

好きなことをすればいいと、
これまで育ててきた。

こんな悩みを抱える家業継承者へ

こんな悩みを抱える
家業継承者へ

ワンマン経営で、意見を言える関係ではない。

ワンマン経営者で、
意見を言える関係ではない。

自分の考えや思いは通らないと諦めている。

自分の考えや思いは通らないと諦めている。

家業の実情をよく知らない。話をしない。

家業の実情をよく知らない。
話をしない。

 目次

私の生まれた家

私の生まれた家

第一章

外国で仕事すること、学ぶこと

外国で仕事すること、学ぶこと

第二章

家業と家族、継承について

家業と家族、継承について

第三章

私の仕事 – 夢と責任

私の仕事 – 夢と責任

第四章

後継者を育てる

後継者を育てる

第五章

 本文抜粋

“手切れ金の承諾書を交わした後、弁護士と父本人から「今後はカナダでお前が好きなように生きれば良い」と伝えられ、家族の縁を切る意思を言い渡されました。”

“手切れ金の承諾書を交わした後、弁護士と父本人から「今後はカナダでお前が好きなように生きれば良い」と伝えられ、家族の縁を切る意思を言い渡されました。”

“私にとっての家業の定義は、家族(結婚による参加者も含め)という同じ括りで一緒にいる人たちが、同じ志を持ち、所有し、経営する事業だと思っています。”

“私にとっての家業の定義は、家族(結婚による参加者も含め)という同じ括りで一緒にいる人たちが、同じ志を持ち、所有し、経営する事業だと思っています。”

“本当の家業の資産とは無形資産です。家業の歴史、特有な共有知識やミッションの共有、長年の社員との団結など、数字では表せない資産がファミリービジネスを一般株式会社から差別化させ、優位な位置に押し上げる要素なのではないでしょうか?”

“本当の家業の資産とは無形資産です。家業の歴史、特有な共有知識やミッションの共有、長年の社員との団結など、数字では表せない資産がファミリービジネスを一般株式会社から差別化させ、優位な位置に押し上げる要素なのではないでしょうか?”

“家業三代目として育てられ、ベストを尽くしても家業の将来的会話から外され、知らぬところで継承案が決まった私のケース。家族が崩壊し、家業の存続が消滅することほど、残念に思うことはありません。全関係者の参加なく、一部のみで試みる継承は家族の崩壊を招き、家業の存続に大きな打撃を与えることを一人でも多くの方々に知っていただくことで、そのような状況を阻止していただきたいと思い、この本を書きました。人間関係からくる家業の崩壊は防ぐことが可能だと、私は心から信じています。”

“家業三代目として育てられ、ベストを尽くしても家業の将来的会話から外され、知らぬところで継承案が決まった私のケース。家族が崩壊し、家業の存続が消滅することほど、残念に思うことはありません。全関係者の参加なく、一部のみで試みる継承は家族の崩壊を招き、家業の存続に大きな打撃を与えることを一人でも多くの方々に知っていただくことで、そのような状況を阻止していただきたいと思い、この本を書きました。人間関係からくる家業の崩壊は防ぐことが可能だと、私は心から信じています。”

読者の声

昔、夫婦で興した小さな小さな会社を長男に継いでもらいたい一心で頑張っていた経験から、私も興味深く拝読しました。
家族間の事業継承は、やり方ではなく家族の「在り方」なんだと気づかされました。私自身もどのように人生の葛藤、家族とのわだかまりを消化していくかのヒントをいただいた気分です。どうもありがとうございます。

枡田さんの幼い目に映ったお爺様、お父様、お母様、弟様、、、どんなに苦しみの中にあっても、葛藤に身を置いても、異国でアイデンティティーの危機に瀕しても、真っ直ぐにぶつかっていった数々のエピソードに胸を打たれました。

当時は生きていくことに必死で、後から振り返るとあの状況でよくやってこれたな、というお気持ちかと思います。苦しんだからこそ同じ境遇の方の助けになりたいという心からのFor Youの精神は、問題の只中にある方々にとって大変心強い励ましになると思います。

また、苦しみの元となったところへの考察も決して責めることなく思いやりと愛情にあふれており、お爺様の教えを実践されていること、枡田さんの素直な心と懐の深さが感じ取れます。

一人でも多く、家族間で事業継承される方々にこの本が届きますように。益々のご活躍をお祈りしております。

一般会社員/40代女性

私は家業とかかわりのない大学生ですが、親族ビジネスと不動産に興味があり本書を読みました。これといった専門知識も無く内容を理解できるか不安でしたが、著者の丁寧な描写と寄り添った語り口でスラスラと読めました。

全体を通して魅力的だった点は、極めて詳細なエピソード描写です。家業というパーソナルな情報も絡む題材について包み隠さずに書かれています。社会人経験のない大学生の私でも、家業の現場感覚の解像度が上がりました。ケーススタディという観点でも有益な本であると思います。また本書で私が気に入っている点は著者の姿勢です。著者は家業を通じて様々な理不尽を味わっていますが、それでも前向きな姿勢を捨てず、未来へと歩み、未来へと託す姿は、読み手に勇気を与えてくれるものでした。

本書の結論は飛び道具的な解決策ではなく、大変シンプルなものにまとまっています。しかし著者のエピソードに強く裏付けされていて、きれいごとには終わらない説得力があります。読み手を実務面・精神面で大きく前進させてくれる本だと感じました。

家業家族/10代男性

”家業を継げなかった三代目、継がなかった三代目” 拝読いたしました。私も家業を営む家族の一員として、とても参考になりました。創業者である血縁者との行き違い、トラブルは計り知れない苦しみを伴うもの、その辛い時期を乗り越えての今、実体験なだけに切実に訴えるものがありました。仕事だけでなく ご息女達の教育論も感銘を受けました。人間としてどう生きるべきか、人に感謝をし、世の中に恩返しをする、今思う事や考えることがなぜそうなのか、大切な事だと思います。今の日本人に欠けている部分かもしれません。息子も言葉にはしませんが、苦労しているようです。この本を勧めてみたいと思います。生きる事は苦しみの連続、と中国の偉人が言ったそうです。これからもいろいろあると思いますが 一つづつ乗り越えてますますのご発展をお祈りしております。

家業を継いだ息子の母

後継ぎとして育てられた長男と親が対立し、勘当されたり、縁を切ったり、という話は珍しくありません。親は自分の劣等感から、プレッシャーを与えすぎて、子どもを自滅させてしまうのです。跡継ぎとして扱っておきながら、その権利を奪うのは、とても残酷なことです。

それでも、親のせいにするのは消費期限があります。

貴方はとても実直な方だと思います。貴方は自分を尊重してください。自分を許して、認めてあげてください。褒めてあげてください。そして、いつも楽しいことをして、最高に幸せになってください。それが貴方を振り回したお父様に対する最大の「復讐」です。

最後に。私の知り合いのある男性も、母親と共に実の父親から家庭内暴力を受けていました。この父親は晩年、アル中になり、入院しました。人は死を目前にすると変わります。死の床で彼は、息子に過去を詫びたそうです。父親が亡くなった後、この友人は父親と一緒に車を洗っている夢を見たそうです。夢のなかで、ふたりは共に笑っていたそうです。

応援しています。

ー頂戴したコメントより一部抜粋ー

50代女性

本を読ませていただきました。私の息子も父親のビジネスを継ぐ期待を担っておりましたが、忙しくて殆ど家にいなかった父が反面教師になり、独自にIT関係で働くことを選びました。おかげさまでコロナ禍でもテレワークで仕事と子育てを両立させています。

中学のときからカナダ留学 、さぞかしご苦労されたことでしょうが、今は立派な事業主となられ成功しておられること嬉しく思います。娘さんの事を思うお気持ちにも感動しました。不動産は大地に関わる立派な仕事です。今は引退しておりますが、私も不動産業におりました。今後のご活躍をお祈りしております。

元不動産業/女性

この本は、家業を営む家族を対象に書かれたものですが、枡田さんの少年・青年時代の葛藤、言葉が通じない中で始まる留学生活と異文化体験、そして、子育てについても触れられています。

私のように家業とは縁のない読者でも、外からでしか分からなかった家業の現実や苦悩を、当事者の率直な語り口で学べる貴重なドキュメンタリーですし、10代半ばでの海外留学を検討している家族などにも、海外暮らしの予習として、一読をおすすめしたいと思います。

企業経営者/男性

私自身、家業を引き継いだ三代目です。「会社は三代目が潰す」とよく言われるので、プレッシャーの中で日々経営に努めています。私は二代目である父の背中を見て育ち、長男であったため、小さい頃からいつかは継ぐんだろうなと思っていました。父が病気を患ったのを期に、勤めていた会社を辞め、家業に入りました。本書を読んで、私が恵まれた環境にあることに気付くとともに、両親への感謝の念が一層強くなりました。家業継承の様々な問題を抱える方に読んでいただきたいと思います。

家業継承者/男性

血縁関係のない事業を承継した二代目です。嫁に貰った妻の父親が事業を営んでおり、ご子息は二人姉妹ということで、長女の婿である私が継承させていただきました。会社員をしていた自分が経営者となるとは思ってもいませんでしたが、初代から直接指導を仰げる状況のため、何とかなっています。私の場合は、家業特有の人間関係の葛藤がなく、それが幸いでした。継承についてどうするかはまだ考えていませんが、創業者の希望、後継者の意向を組み、本書を参考によく話し合って決めたいと思います。

事業継承者/男性

この本を読んで真っ先に思い浮かんだのは、自分の家族のことでした。私も自営業一家に生まれましたが、兄がどのような気持ちで家業を継いだのか、いつから後継者としての自覚が芽生えたのかなど、今すぐにでも本人の気持ちを聞いてみたい衝動にかられた一冊でした。

家業経営者親族/女性

家業を継ぐということは、一見すると創業者のように1から作り上げる苦労が、さほど必要ではないと思っていました。しかし、この本を読み終えた後には、後継者として先代の作り上げた価値観の中に身を投じることの、難しさや葛藤があるのだと分かりました。

会社員/男性

読者へのメッセージ

 家業という環境で悩んでいる方が、一人でも多く活路を見出せますように。

 私は家業の長男として生まれ、色々な責任と期待を求められました。そして、自分としても家族の価値観が織り込まれていた家業の繁栄の為に努めたいと思っていました。しかし、家族の生き方や優先順位と自分の生き方の違いが明らかになり、葛藤する日々が続きました。当初は己の心の整理と解放という目的で筆を執りましたが、書き続ける原動力となったのは、自分の境遇と同じような状況を日々過ごしている人もこの世には複数いる筈だ、という思いでした。もしあの時、この本と出会えていたなら・・・。この本は、あの時の自分が読みたかった本を想像して書きました。

 メインテーマは家業についてですが、結局は全て「家族」が根底にあり、家族のあり方が家業の将来を左右すると考えている為、内容は決して家業のみに特化したものではないと思っています。いくら家族の根底にある考えや価値観が同じであっても、生きる上での優先順位や方法、またはプライドやイメージなどの重要性などは、人それぞれ異なります。そして、その違いが家族内の摩擦を起こし、問題と認識の欠如が傷として残ってしまうのです。

 私は何事も結局は人との関係だと思っています。事業を動かすのも結局は人です。人には「心」と「情(こころ)」があります。お互いに共通する想いと考えがあるからこそ、お互いを信じ、安らぐことが出来、そして、その想いへの深さが「情」として促進し、生き方に反映する。だから、この二つがセットなのです。お互いが大事だからこそ、「尊敬」と「愛」が生まれ、家族・家業として一致団結し、もっと大きなゴールが達成できる様になるのだと確信しています。

 また、何事にも”世界”が共通単位とされる中、日本の経済と社会の根底である家業の安定、そして世界に向けた成長は、国際社会で日本が生き残れるかを左右する重要な課題だと思っています。日本はGDP生産以上に、世界のプレーヤーになることへ目を向けなくてはいけないのです。私も日本国外で活動する中で、己の文化と生き方だけでは受け入れて貰えない事を目の当たりにし、枡田の価値観である「共存」と「感謝」の重要性を肌身で日々感じています。自分の物差しではなく、世界のロジックを理解し取り入れた、同族企業の発展は重要な要素でもあり責務です。課題は大きくとも先に海外に出た日本人家業として、この著書をきっかけに、日本のファミリー・ビジネスの安定と、世界に向けた更なる成長に携わっていきたいと思っています。

 最後に、この本が一人でも多くの方の目に留まり、特に家業で苦しんでいる方々の心の支えになる事、そして家業に直接な関わりがない方にも、家族についてのヒントとなれば感無量です。

 読んで頂いてからの率直なご意見・ご感想を頂ければ嬉しく思います。今回はこの本に興味を持って頂き、本当に有難う御座いました。

枡田 耕治

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枡田耕治プロフィール

1969年神奈川県横浜市に枡田家の長男として生まれる。その後、幼少期を神奈川県藤沢市において家族4人で過ごし、家業とファミリービジネスについて父親より学ぶ。常にホームパーティーや社内イベントを通じ、家業に携わり、従業員などと交流を取る事で、自分の立ち位置と家業成功の秘訣を体験。中学2年を終えた1983年の春に、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州ビクトリア市にあるSt. Michaels University Schoolへ、初の日本人として弟と二人で留学。生活的・文化的変化に追いつけず、自分のアイデンティティーに悩む多感期を経験。しかし、ラグビーを始めとするスポーツを通して、名声を残す。留年することもなく卒業し、アメリカの大学からBachelor of Science in General ManagementBachelor of Arts in Economicsを習得。1996年冬からニューヨークにて家業であるSekotac USA, Inc.に入社。研修員から始まり、翌年にはシアトル北米本社へ北米不動産の総括アセットマネージャーとして移動。

その後、日本へ一時帰国し、アセット・マネージメント会社を設立するも、時代が早すぎ、2年で会社を閉鎖。その後は日雇い等やサラリーマンを経験しながら、経済的再出発を狙う。

2005年にアメリカ・シアトルに所在するUniversity of WashingtonよりExecutive MBAを修得、再度東京に戻り、カルフォルニアに拠点を持つ倉庫不動産投資信託(REIT)のAMB Property Japan(現Prologis)社にアセットマネージャーとして入社。

2009年に再度家業に戻ったが、家庭内の状況により、家業から独立。カナダで不動産投資会社であるKM Pacific Investments 社を設立し、現在に至る。

家族構成は娘二人。

🌎 KM Pacific Groupウェブサイト

作者へのメッセージ


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