1992年にカナダで創刊したコミュニティ月刊誌、月刊ふれいざーに代表枡田が寄稿しました。
日本人にとってバンクーバー不動産投資が魅力的なワケ
13歳からバンクーバーを見続けた私は、2010年、バンクーバーで不動産投資会社を設立しました。不動産の視点でのバンクーバーの変化とはどんなものだったか、また、バンクーバーにおける不動産投資がどれほどカナダ在住の日本人にとって胸躍るものであるか、そんなことをご紹介しようと思います。
1980年代と言えば、EXPOが行われ、この世とも思えない銀色のサイエンスセンターがお目見えし、これからの爆発的開発を予測するかのようにEXPO Lineもバンクーバーの地を駆け巡る、そんな時代。バンクーバー西地区の高級地域では同級生たちが夢の一軒家を6~70万ドルで購入していました。
それから40数年。今では、最低でも300万ドルを超えるものばかりになってしまっています。その背景には購入者の様変わりがあります。世界中で生活環境が重要視されるようになり、安全性が高く、水を含めた資源が豊富なバンクーバーの環境は世界から注目されるようになりました。長年、世界で最も住みたい街のトップに君臨してきました。しかし2000年を境に、中華圏を中心としたアジア人移民がバンクーバーの不動産を居住用のみならず投資用に購入し、今では外国人の不動産購入が禁止されるまでに進みました。
そんな“移民“の我々在バンクーバー日本人にとって、なぜバンクーバー不動産投資は心躍るものであると言えるのでしょうか。
不動産は内需からくる需要と外部の移民などによる需要から形成されますが、バンクーバーの場合には従来の住宅不足から需要は常に存在する上に、継続的な価格上昇から買いたくても買えない内需購入予備軍も多く存在します。2024年は3.3%の人口成長率の見込みで、その85%は国外からの新移民者です。よってLower Mainlandの人口は増え続け、なのに住宅不足が解消される見込みはなく、その上、価格は上昇する傾向にあります。
また、新規制度における区分所有を用いたMultiplex住宅の開発でさらに利益率を上げることが可能になり、弊社の例では年率25%を超える利益を生んでいます。つまり…、不動産投資家にとって、バンクーバーでの不動産投資は夢と希望が詰まったグリコキャラメルと言えるわけです。
一般的な不動産物件の場合、融資を受けることで金利変動の影響は受けるものの、現物出資である不動産は全資産を失うことはありません。また、不動産は総体数量が限られた案件であることから、市場における需要が増すことで、土地の価格も上昇するようになり、長期的運用で安心できる「商品」と位置付けられています。例えば、冒頭でもお話しした1980年代の高級地域における物件価格は数十万ドルでしたが、今では数百万ドルが主流になっています。この上昇を早いと見るか遅いと見るかは、各投資家の期待利益率によりますが、約40年の間で数倍の資産価値に上昇していることは明らかです。
バンクーバーにおける不動産を使った資産運用は大きなメリットがあると思います。オルタナティブ資産候補としてご検討いただいてはいかがでしょうか?
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*2020年7月に出版された、KM Pacific社代表 枡田耕治著書「家業を継げなかった三代目、継がなかった三代目」が、現在無料ダウンロード可能です。もし興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非ご一読の上、気軽にご感想をお送りください。